美邦堂

*

HOME

美邦堂のこと

長唄を演奏していた初代親方が、自分の弾く三味線を自分で張りたい!と思ったことが美邦堂創業のきっかけでした。
それまでの仕事をやめて修行に入り、皮張師として独立したのが1977年のこと。

以来40数年、三味線張替え一筋に生きてきました。初代親方の張る三味線は音が良いと定評があり、現在は全国各地に取引先を持
っています。

2017年、創業40周年を迎え法人設立。初代親方は高齢のため引退し、長女に親方の座を譲りました。長女は初代直々に張りを習い、親方の技術を真近に見てきたことでその腕を磨き、親方からもお墨付きをもらった上で、豊富できれいな皮を手に入れるルートを確立し事業を拡大。工房と小売店舗を併設し、従業員とともに日々皮張に取り組みながら店舗には厳選された和小物などを置き、どなた様にも愛される店づくりに励んでおります。

 

 

職人の発信地として

当店で仕入れる和小物は、店舗担当責任者でもある喜多川保延が、彼女の持つ美的センスを生かして厳選しております。その中において「手仕事」で和の物を作る職人さんも応援したいとも考えています。

我こそは!という職人さんを探す旅もしていきたいです。

★店舗正式開店のお知らせ★

これまで仮営業という形で開店はしておりましたが、正式にグランドオープンが決まりました。

それに伴いまして3日間のオープン記念イベントを開催いたします。

 

グランドオープンイベント

 

美邦堂マルシェとネーミングを変えて、以下の日程でお庭を主としたイベントを開催いたします!

 

6月5日(金)10:00〜17:00

6月6日(土)10:00〜17:00

6月7日(日)10:00〜16:00

 

緊急事態宣言が5月に解除になっらという大前提ですが、解除になっても感染拡大防止には全力で取り組みたいと思います。

お客様には、マスクの着用、手指の消毒、間隔を開いてのご参加をお願いいたします。

場合によっては人数制限入場とさせていただきますこともご了承のほどお願い申し上げます🙇‍♀️

★夏用クールマスクも販売します❣️

★可愛い浴衣も登場❤️(新品)

宣言解除後早急に決定いたします!

 

以下の内容はそのまま

三日間とも10:00〜17:00

毎日イベント開催!!

三味線実演、日本の遊び、地域の農家さんによるマルシェ、地元コーヒーショップの喫茶コーナーなどお楽しみいただくイベントをたくさん日替わりでご用意しております。詳細はおってお知らせいたします。

売り場

格安中古三味線

新品三味線

三味線小物

可愛い和小物多数

先着100名様には粗品進展

 

 

 

三味線こぼればなし

★「母の使ってた三味線があるんですけど・・・」と、買取の相談に見えるお客様が定期的にいらっしゃいます。

ご自分は弾かないけれど捨てるには忍びない。それならば誰かに使ってもらえたらとと思われるのでしょう。

当店は基本的には中古三味線の買い取り業務は行っていませんが、ご相談に乗ることはできます。皮を張り替えてお稽古用に調整してみたら
「母の弾いていた音がよみがえったようです」と涙ぐまれるお客様やそのまま喜多川派に入門されるお客様もおられました。

★皮が破れてるので「壊れてます」というご相談を受けることもあります。


三味線の皮は・・・ごく当たり前に破れるのです。
ですから、私のような「皮張師」が存在しているのです。
馬や牛の皮を使う太鼓類はまず破れることはないですよね。

200年前の太鼓、なんていうのもざらに見ます。
三味線は、木で作った胴の部分に、猫や犬の皮を糊粉を使って張っていきます。


当然湿気を吸ったり、乾燥したりを繰り返す中で破れたり剥がれたりします。
だからこそ「生きた音」が出せるという方もおられます。

良い音色を出すためには、破れるぎりぎりまで皮を引っ張って張っていくのです。
プロの三味線弾きの方の中には、破れていなくても定期的に張り替える方もおられます。

三味線は自然素材でできています

まず棹の部分や胴の部分は木でできています、紅木・紫檀・花梨・桑などです。

絃をまく糸巻という部分は、黒檀という木や、象牙

皮は、犬や猫の皮

そして絃は絹糸です。

現在では、合成繊維の皮を張ったり、ナイロンの絃を使ったりすることもあります。

(現在日本では製造は難しくなり、外国からきれいに加工された状態の皮を輸入しています)